2011年6月8日水曜日

コミュニケーション講座

 ファシリテーション研修の冒頭で、行うのがコミュニケーション講座です。
 情報を共有すべきメンバーが、理解のレベルまで均等に情報を共有できる事はファシリテーションを進めていく上で最も重要な事と言えるかも知れません。

 このコミュニケーション講座で行う実験があります。
 見れば直ぐに分かる情報を、言葉だけで伝えようとします。人の情報の理解は、目の情報が最も重要で、耳からの情報は理解という点ではそれほど高くありません。話をするだけでは、どれほど相手に伝えにくいかを肌で感じていただくための実験ですが、この体験でファシリテーションを学習する方は、グラフィックツールの技術を学習する意義のようなことを感じます。

 また、耳からの情報にも、人は個人個人で理解の構造が異なります。言葉で、情報を伝えているときに、相手が自分の話を理解できているかどうか、確認できること。また、双方で理解が一致する言葉を持つこと等で、コミュニケーションはかなり楽になりますが、情報にアプローチする脳の構造や、周辺環境により訓練される習慣的な癖などはなかなか乗り越えることが出来ない、個人別の違いと言うことになります。

 伝えるという意味では、個人の違いを受け入れ、違いに対処する方法を身につける事が大切です。
 人はお互いに異なるものなのであると言うことを前提にしていないのが、現在の社会であり、コミュニケーションの標準なのではないでしょうか。

 色々な人と、この講座を通してお互いに違いを発見しあう事は、自分の勉強にも非常に役立っています。